何も考えずにエィ!と彫る娘の生き様に嫉妬する Vol.4

圭也之の陶芸に対しての熱意を温度で表すと、ぬるま湯な感じです。

4/25に第二回目の作品に色づけ&釉薬を掛ける作業をしました。
前日夫がチェンマイ入りしましたので、写真を彼に撮ってもらいました。

こんな素晴らしい工房で作業させてもらっています。

圭也之はと言えば、今日も来ちゃった。
まぁ、でもちょっとやってみようかな。みたいな態度。
生意気です。

この日は、佐藤理さんの手作りのLSD-Tシャツを着てごきげんでした。

始まった。母は真剣です。

母は色んな事を質問する。圭也之、脱力が始まる。

色づけが始まった。圭也之はメガネをいじったり、集中力低くこんな感じ。

しかし突然やる気が出て来ました。

そうなんだ。
嬉しいんだ。
良かった。
しかしまた、、、、

嬉しかった直後に落ち込む。
理由はわからずですが、こんな時は放っておきます。

そしてまた、ルンルンで帰ります。
何となく私は彼女の気持ち、わかってます。

圭也之との日常はこんな感じです。

 

 

何も考えずにエィ!と彫る娘の生き様に嫉妬する Vol.3 + ソンクラン

通常ソンクラン(水掛祭り)は3日間なのですが、今年は5日間ありました。
私達はこのソンクランをとてもビビっておりました。
何故かというと、川のダーティーな水に氷を入れた物をバケツや水鉄砲で掛けられまくるという事が街中で行われているのです。
しかし、今年はこのソンクランを見直す事が出来ました。
陶芸と絡めて、「今年のソンクラン」を書いていこうと思います。

ソンクラン一日目の朝、素焼きが完成し、色付けと釉薬を掛けました。
友達はその後、水攻めを避ける為にHoshihana Villageにこの数日をゆったり過ごしに出掛けました。

圭也之と私は、ターぺー通りに面したN氏のご自宅に招かれて、ビショビショ覚悟でソンクランパレードを見に行きました。
その場所は、私も以前行ったことがあるギャラリーがあって
こんな展示の部屋もありました。

そしてパレードが始まりました。


バケツや水鉄砲で水をぶっかけるんではないんです。

彼はN氏の財団の従業員さんなんですが、手に持っている小さい器に、何かわからない乾燥したハーブみたいな物を入れて、深い祈りを捧げてます。
その後それを仏像めがけて掛けるんです。
すると、その入れ物に山車に居る人達がお返しの水を入れてくれます。
人には肩にチョロッと掛けて、「新年おめでとうございます」と言うのです。
そして掛けられた人も「新年おめでとうございます」と言って感謝するんです。

何十組ものグループが、それぞれの衣装と音楽で、水浸しになりながら練り歩き、中心のお寺目指して歩いて行きます。
いつも感じますが、パーカッションと掛け声の音、痺れますね。すごくカッコイイです。

2時間半ぐらいのパレードでしたが、本当に感動しました。

そして、たまに誰かが私の肩に水をかけてくれましたが
その日はとても暑く、あまり水を掛けてもらえなくて
自分で水を掛けてましたw
とても良い経験をさせてもらいました。

そしてソンクランの最終日、出来ました!

また明日、新作を作りに行くんです。
大丈夫か?

 

 

 

何も考えずにエィ!と彫る娘の生き様に嫉妬する Vol.2

この数日、この時期にはありえないほど涼しかったチェンマイ。
そんな週末、友達と一緒に陶芸を楽しみました。

友達は初めての陶芸で大皿に挑みました。
作った事無いけど、出来るだけ大きい物を作りたいという願望。
その気持ち、本当に良く解る。

先日たくさん作った小皿に色付けし、釉薬を掛け、それらを前にして何も無かったように、というか、あさっての方向を見ている圭也之。

圭也之も大皿にチャレンジ。なかなか良い感じの手応え。見守る友。

私はある物を作りたかったので、絵を描いて「こんな感じ」と先生に伝えたら、初心者の私には難しいプロセスだったのか、先生が全部作ってしまいました。
この自信溢れる笑顔。悔しい!
次回は己の力で作ってみせますとも!

制作が一段落したところで、アヌサーンスントーン聾学校内にあるカフェで休憩。
先生のマイマグカップ。可愛い!

制作が一段落したところで、先生とはお別れして友達の家にペンちゃんも連れて遊びに行くと、近所の犬のチョコ丸君が来ました。
消極的なペンちゃん♀より更に消極的なチョコ丸♂。

ペンちゃんは、人間のご飯の時に静かに自己主張し始めました。視線が熱い。ちょっと体重減らさないといけないんだけど、、、

でも、やっぱり

あげちゃう娘。

 

何も考えずにエィ!と彫る娘の生き様に嫉妬する Vol.1

チェンマイのアヌサーンスントーン聾学校で陶芸を教えていらっしゃる高石先生に
「学校が夏休みだから、粘土遊びをしにきませんか?」と誘って頂きました。
始めました。
陶芸。
まずは基本を教えて頂きました。
知らない事ばかりで、「先生、コレ何?」という質問ばかりしています。
小皿作りから始めていますが、釜入れを一気にするので、20個も作ったんです!
作った事は無いけれど、和菓子を作るってこんな感じなのかしら?とか思いました。

型にはめた粘土が乾く前に、柄を付ける為に彫るのですが
圭也之は一気にガーッと彫り始めました。
すると高石先生、「良いね。これが凄いんだよね。こうなりたいよね」と。

ダウン症の圭也之の独特で、素晴らしい感性をわかっている人に出会えました。

圭也之が思い切り彫るので
粘土の底まで削っちゃって、穴がポコッと空いてしまい
先生に穴を塞いでもらいました。


私はというと、、、不器用な上にセンスゼロ。
先生の見ていないところでチョコチョコと小細工をしてまして、、、、
見つかっちゃって、ダメ出しされましたw
そして、「先生、直して下さい」とお願いしてます。


圭也之が彫った柄にちょっと細工を加えてくれています。
ほんの一手間で一気に雰囲気が変わるのです。

次に作りたい物があり、先生に伝えてあります。
さあ、どうなる事やら!
制作工程の続きはブログに書いていきます。

そして真っ白・煙害・チェンマイ。
昨晩はちょっと雨が降り、昨日よりはドイステープのお寺が見えるかなぁ。
外出も躊躇するレベルであります。日中の気温は高いけど、朝晩の気温が今年は低い感じがします。

Hoshihana Villageのプールにも週に1.2回通っています。
今は水温が最高です。

沢山猫が居る中で、かなりフレンドリーなズーちゃんがペンちゃんに近寄ってきました。写っていませんが、スタッフの皆さんとワイワイしたひととき。

ペンちゃんはけっこうワイルドな風貌なんです。