初めてバーンロムサイの名取美和さんと出会ったのは16年ほど前。
六本木のアクシスギャラリーで開催された
バーンロムサイの施設に暮らす子供達のアート作品の展覧会場でした。
紹介してくださったのは、アクシスにある器とギャラリーのお店「サボア・ヴィーブル」の外山さんでした。
その時の事は緊張のあまり断片しか覚えていないのですが、美和さんはとてもはっきり覚えているそうです。それから何年もの間、度々外山さんに会って世間話をしていて、話の流れで久しぶりに美和さんに会いに行くことになりました。
チェンマイの虜になるのは、そんなに時間がかかりませんでした。
そして美和さんから願ってもないお願いを受ける事になります。
「今のバーンロムサイの映像を作ってほしい」と。
私にとって、初めてのプロデュース作品でした。
昨年の夏(2015年8月)監督・島田大介君、助監督・夫、雑用係・娘。
5日間hoshihana villageに滞在して、日中撮影、夜は編集。
島田監督は以前谷田のアシスタントとして働いていた事があり
久々に色んな話をしたり、施設のスタッフ、子供達に協力してもらった撮影の日々はとても楽しいものとなりました。
島田監督と美和さんの初顔合わせ。この後すぐに撮影でサッカー場に移動。
美和さんのインタビュー風景。
作品名は「This Place ”この場所” 」
バーンロムサイはHIVに母子感染した孤児たちの生活施設。
施設を卒業し社会人となった子供達、現在施設で暮らす子供達が多数出演し
今後の彼等の事を考慮してネット配信はしていません。
各地で催されている上映会とバーンロムサイ・ジャパンの名取美穂さんのお話会のスケジュールがホームページに告知されているので
お近くの方は、ぜひこの機会に足を運んでいただきたいと思います。